観覧車―恋愛ミステリー/柴田よしき
![]() | 観覧車―恋愛ミステリー (2003/02) 柴田 よしき 商品詳細を見る |
男は、嘘をつくのだ。
決してついてはならない、嘘を。
(本文より)
最近読んだ本です。
下澤唯が、桐野夏生の描く「村野ミロ」に似ているように思ったのは、自分だけでしょうか?
突き詰めていくと、二人は別ものなんですが、この本の段階では、共通している点が多い気がします。
唯の7年間を描いた、短編連作集です。夫の失踪から、唯が夫の探偵事務所を引き継ぎ、探偵として様々な事件と関わりながら、唯の夫に対する思いが、時間の経過とともに変化していく様子が、丁寧に描かれています。
だんだん、唯の思考が、探偵から女へとシフトしていくんですが、夫を捕まえるという決意に至った時に、なんだか村上緑子を見た気がして、唯と夫の再会は、決して穏やかじゃないものになりそうだな〜と、想像してしまいました。
唯が取り扱った事件は、男と女の事件ばかりで、そこにそれぞれの愛の形があって、それがキレイじゃなくても、歪な形でも、それが真実で、その形が明るみになった時に、唯が打ちのめされたり、傷ついたり、悟ったりする姿に、自分も自然と共感していました。
これから、本題ってところで、この本は終わってしまいますが、唯が夫を見つけ出した時に、どうするのか、どうなってしまうのか、期待しながら続編の『回転木馬』を読みたいと思います。
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突き詰めていくと、二人は別ものなんですが、この本の段階では、共通している点が多い気がします。
唯の7年間を描いた、短編連作集です。夫の失踪から、唯が夫の探偵事務所を引き継ぎ、探偵として様々な事件と関わりながら、唯の夫に対する思いが、時間の経過とともに変化していく様子が、丁寧に描かれています。
だんだん、唯の思考が、探偵から女へとシフトしていくんですが、夫を捕まえるという決意に至った時に、なんだか村上緑子を見た気がして、唯と夫の再会は、決して穏やかじゃないものになりそうだな〜と、想像してしまいました。
唯が取り扱った事件は、男と女の事件ばかりで、そこにそれぞれの愛の形があって、それがキレイじゃなくても、歪な形でも、それが真実で、その形が明るみになった時に、唯が打ちのめされたり、傷ついたり、悟ったりする姿に、自分も自然と共感していました。
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