ベツレヘムの星
![]() | ベツレヘムの星 (クリスティー文庫) (2003/11/11) アガサ・クリスティー 商品詳細を見る |
クリスマスにはクリスティーを。
収録作品:ごあいさつ/ベツレヘムの星/クリスマスの花束/いたずらロバ/黄金、乳香、没薬/水上バス/夕べの涼しいところ/空のジェニー/いと高き昇進/神の聖者/島
この本、クリスティー文庫の装丁でなく、大人向けの絵本のような外見だったら、誰か別の作家の作品だと思ってしまうことでしょう。
…残念ながら、最初からクリスティー作品だとわかっていたので、普段、読んでいるようなミステリー色あふれる作品とのギャップが激しかったです。ポアロやマープルを書いている人と、これを書いた人が同一人物だとは思えませんでした。大人向けの童話というか、宗教色が強いんですけれど、ちょっと不思議な話が多かったかな。
聖書については、全くの素人なので、注釈に頼りながらでしたが、一番、心に残ったのは、『水上バス』というお話でした。
人を愛さなければいけないことはわかっているけれど、どうしてもそれができないミセス・ハーグリーブズに、思わず共感してしまいました。うまく言えないけれど、この女性の気持ちに、頷いてしまうんですよね。
聖書に題材をとっているということらしいので、ラストには、彼女は人を愛することができるようになるんですけれど、私はまだ、そこまで達していません。今まで散々自分を苦しめてきた問題なのに、ほんの些細な出来事がきっかけで、心が開けるんだろうか・・・。う〜ん、わかりません。でも、読んでいて、心がほんわかしました。
心がほんわかしたと言えば、『夕べの涼しいところ』というお話も、ラストにほんわかしたなあ。知恵遅れ(この表現って適切なのかしら?)の子供を持つ母親の、病的、狂的な神への祈り。私は、こんなにも祈っているのに、なぜ、息子が良くならないのかという強迫観念。母親の怖さを感じる前半と、その息子が物事をあるがままに受け入れる心を描いた後半。
同じ神を信じる人間なのに、その母親と息子の心のあり方の違いが、不思議なコントラストになっていて、でも、最後の「ともだち」の言葉を聞いていると、ほんわかしてしまうんですよ。そして、母親をなだめる夫が言った「あるがままに受け入れる」という言葉。それが、なかなか難しいということもわかっているけれど、心に響きました。
クリスマスブックということらしいので、その季節が来たら、また読んでみたいかな。
…残念ながら、最初からクリスティー作品だとわかっていたので、普段、読んでいるようなミステリー色あふれる作品とのギャップが激しかったです。ポアロやマープルを書いている人と、これを書いた人が同一人物だとは思えませんでした。大人向けの童話というか、宗教色が強いんですけれど、ちょっと不思議な話が多かったかな。
聖書については、全くの素人なので、注釈に頼りながらでしたが、一番、心に残ったのは、『水上バス』というお話でした。
人を愛さなければいけないことはわかっているけれど、どうしてもそれができないミセス・ハーグリーブズに、思わず共感してしまいました。うまく言えないけれど、この女性の気持ちに、頷いてしまうんですよね。
聖書に題材をとっているということらしいので、ラストには、彼女は人を愛することができるようになるんですけれど、私はまだ、そこまで達していません。今まで散々自分を苦しめてきた問題なのに、ほんの些細な出来事がきっかけで、心が開けるんだろうか・・・。う〜ん、わかりません。でも、読んでいて、心がほんわかしました。
心がほんわかしたと言えば、『夕べの涼しいところ』というお話も、ラストにほんわかしたなあ。知恵遅れ(この表現って適切なのかしら?)の子供を持つ母親の、病的、狂的な神への祈り。私は、こんなにも祈っているのに、なぜ、息子が良くならないのかという強迫観念。母親の怖さを感じる前半と、その息子が物事をあるがままに受け入れる心を描いた後半。
同じ神を信じる人間なのに、その母親と息子の心のあり方の違いが、不思議なコントラストになっていて、でも、最後の「ともだち」の言葉を聞いていると、ほんわかしてしまうんですよ。そして、母親をなだめる夫が言った「あるがままに受け入れる」という言葉。それが、なかなか難しいということもわかっているけれど、心に響きました。
クリスマスブックということらしいので、その季節が来たら、また読んでみたいかな。
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